黒板の前で、ツイードのジャケットを着て指し棒を持った丸眼鏡の黒猫クロさんが先生として立っている。黒板には白い文字で「許可がめんどくさい人へ——操作の基本」「許可・モデル・会話の分け方」「Claude Code入門 第2回」と書かれている

Claude Codeの許可がめんどくさい人へ|設定とモデルの選び方

AIの始め方

非ITのClaude Code入門第2回

目次
  1. 1. この記事でわかること
  2. 2. 「していいですか」の3つの返事
  3. 3. 許可の構えは、3つ覚えれば足ります
  4. 4. 「自動モード」は何が違うのか
  5. 5. モデルの選び方
  6. 6. なぜFable 5は容量が減るのか
  7. 7. 考える深さ(Effort)
  8. 8. 会話の分け方——「いっぱい」は2種類ある
  9. 9. 困ったら、Claude Code本人に聞く
  10. 10. 次にやること

1. この記事でわかること

Claude Code(クロードコード)は、パソコンの中をさわる前に、毎回「いいですか」と聞いてきます。使い始めるとすぐ、この確認がめんどくさくなってきます。僕もそうでした。

この記事は、その許可をどう設定するか、モデル(AIの頭)をどう選ぶか、会話をどう分けるか——毎日の操作の基本をまとめたマニュアルです。書いているのは48歳、土木一筋30年、IT経験ゼロの会社員で、教えてくれたのはAIの相棒・クロさん(中身はClaude)です。内容は2026年8月5日に、公式ドキュメントと突き合わせて確かめました。この手の情報は数週間で変わるので、日付とセットで読んでください。

まだClaude Codeを入れていない人は、先に第1回(入れて、動かすまで)からどうぞ。

2. 「していいですか」の3つの返事

第1回の最後は、この3択で終わりました。

  • 1 Yes …… 今回だけ許可します
  • 2 Yes, allow all edits this session …… この会話のあいだ、書き込みは聞かずに進めてください
  • 3 No …… やめてもらいます

僕はこの意味をちゃんと知らないまま、「とりあえずイエスでいいだろう」と1番を押し続けていました。同じ人は多いと思います。それで困りはしませんが、1つだけ知らないと損をすることがあります。

クロさん

2番だけ、性質が違います。1番と3番はその場の「返事」ですが、2番は「この会話のあいだの設定を変える」ボタンです。押した瞬間から、ファイルまわりの操作については確認が出なくなります。どこまで通るのかは、次の節で説明します。

Claude Codeが確認してくる窓の画面。上に「Allow write to c:¥Users…¥OneDrive¥Desktop¥AIの練習¥メモ.txt?」と書かれ、その下に「1 Yes」(青く選ばれている)「2 Yes, allow all edits this session」「3 No」の3つが縦に並んでいる。2番目がオレンジ色の枠で囲まれている。いちばん下に「Tell Claude what to do instead」という入力欄と「Esc to cancel」の一行

3. 許可の構えは、3つ覚えれば足ります

許可のかけ方には名前が付いていて、公式では「許可モード」と呼びます(Choose a permission mode)。種類はいくつかありますが、覚えるのは3つで足りると教わりました。

構え 画面に出る名前 何が起きるか
手動 手動 / Manual さわる前に毎回聞いてくる。最初の設定はこれ
編集を受け入れる 編集を受け入れる / Edit automatically ファイルの書き換えと、ファイルまわりの操作(作る・移す・写す・消す)を聞かなくなる。作業フォルダの中に限る。それ以外は今までどおり聞いてくる
プラン プラン / Plan 計画を立てるだけで、ファイルにはさわらない

さっきの「2番」を押すのは、この会話のあいだだけ「編集を受け入れる」に切り替えるのと同じことだそうです。

切り替える場所は、使っている画面ごとに違います。僕は第1回で入れたVSCode版に加えて、デスクトップアプリ版も使っています(アプリそのものの話は、あとの回でやる予定です)。どちらも入力欄の下にありますが、左右が違います。

  • デスクトップアプリ …… 入力欄の下の、いちばん。いま選んでいるモードの名前がそのまま出ています

デスクトップアプリの画面の下のほう。入力欄の下の左端にある黄色い「自動」という札がオレンジ色の枠で囲まれていて、そこから上にメニューが開いている。メニューの見出しは「モード」で、上から「手動 1」「編集を受け入れる 2」「プラン 3」「自動(チェック印が付いている)」「権限をバイパス 有効にする」の5つが並んでいる。同じ行の右端には「Opus 5」「高」と丸い輪っかがある

  • VSCode …… 入力欄の下の、いちばん。送信ボタンのすぐ隣です

VSCodeの画面の下のほう。入力欄の下の右端にある「Auto」というボタンがオレンジ色の枠で囲まれていて、その上にメニューが開いている。メニューの見出しは「Modes」で、右上に「⇧ + tab to switch」と書かれている。上から「Manual」「Edit automatically」「Plan」「Auto(チェック印が付いている)」の4つが、それぞれ短い説明つきで並び、いちばん下に「Effort (High)」という段階のつまみがある。「Auto」ボタンの右隣が送信の矢印ボタン

デスクトップアプリは、選んだモードをフォルダごとに覚えます。プラン(計画)だけは例外で、その場かぎりです。

僕の実物を1つ。僕がクロさんと毎日作業しているフォルダは、はじめの構えを「手動」にしてあります。そのうえで、例外を1つだけ足してあります。「記事の一覧を出す、いつもの操作だけは聞かなくていい」——これです。

モードを丸ごとゆるめなくても、こうやって、めんどくさいものだけを名指しで通せます。決めたのは僕ですが、設定に書き込んだのはクロさんです。僕はターミナルをさわらないので、頼んで書いてもらいました。

モードを丸ごとゆるめなくても1つだけ通せる、という図。上の枠が「はじめの構え」で、手動(さわる前に、毎回聞いてくる)。その下にプラスのしるしがあり、下の黄色い枠が「例外を、1つだけ足してある」で、「記事の一覧を出す、いつもの操作だけは聞かなくていい」。モードを丸ごとゆるめなくても、めんどくさいものだけを名指しで通せる。決めたのは僕だが、設定に書き込んだのはクロさん

4. 「自動モード」は何が違うのか

ここで疑問が出ると思います。僕もクロさんに聞きました。「自動モードと、さっきの2番の『もう聞かなくていい』は、何が違うの?」

クロさん

反対のことをやっている、と思ってください。2番(編集を受け入れる)は、通す範囲が「作業フォルダの中のファイル操作だけ」と狭いかわりに、見張りはいません。自動モードは、全部の操作を通すかわりに、別のAIが1件ずつ「頼まれた範囲の仕事か」を検査していて、はみ出したものを止めます。

通す範囲 見張り
2番(編集を受け入れる) 作業フォルダの中のファイル操作だけ(書き換えのほか、削除も含む)。外部への送信や、それ以外の操作は聞かれる いない
自動モード 全部 いる。別のAIが1件ずつ検査

止める例として公式が挙げているのは、ネットから拾ってきたものをそのまま実行する、過去の記録を巻き戻して消す、パスワードなどの鍵を外に送る、といった操作です。

僕も実際に止められたことがあります。ThreadsやInstagramへの投稿をクロさんに代行してもらったとき、「外に公開する操作」として見張りに弾かれました。パソコンの外へ出ていく操作には、それくらい厳しめです。3節に書いた「はじめの構えは手動」の設定は、このときに入れたものです。投稿を通すには、聞いてくるモードに戻して、自分で「許可」を押すしかなかったからです。

ただ、正直に言うと、ふだん実際に使っているのは、ほぼ自動モードです。理由は単純で、いちいち聞かれない自動のほうが、めんどくさくなくていいからです。公式もネットの記事も「まずはManualで」と書いていますが、毎日使っている人間が実際に選んでいるのはこっちでした。決めてある構えと、ふだんの使い方は違います。

5. モデルの選び方

Claude Codeは、頭(モデル)を選べます。デスクトップアプリでは、画面の右下に出ているモデルの名前を押すか、Ctrl+Shift+Iで切り替えの窓が開きます。僕がふだん使うのはこの3つです。

デスクトップアプリの画面の右下。「Opus 5」と書かれた札がオレンジ色の枠で囲まれていて、そこから上にメニューが開いている。メニューの見出しは「モデル」で、いちばん上に「Opus 5・デフォルト」がチェック印つきで並び、線をはさんで「Fable 5」「Opus 5(チェック印つき)」「Sonnet 5」「Haiku 4.5」が並ぶ。その下に「他のモデル」、いちばん下に「高速モード」の切り替えスイッチ

公式のたとえがわかりやすいので、そのまま借ります(公式ブログ)。

モデル 公式のたとえ 向いている仕事
Sonnet 5 何でも屋 頼み方がはっきりしている仕事。機械的な修正
Opus 5 熟練者 あいまいで、さじ加減が要る仕事
Fable 5 専門家 みんなが行き詰まっている問題で、誰も気づかないものを見つける

僕はFable 5のことを、「いちばんすごいモードで、だから何でもできる」と思っていました。同じイメージの人は多いと思います。でも公式の原文を読むと、Fable 5は「すごい順のいちばん上」としては説明されていません。上の表の「専門家」には続きがあって、原文は「ほとんど誰も見たことがない問題を、見てきた専門家」です。万能の上位版ではなく、みんなが行き詰まったときに呼ぶ人。何がそんなに違うのか、クロさんに聞きました。

クロさん

公式が挙げているFable 5の持ち味は、「長い作業を粘り強く続け、動く前に調べ、何度も自分の仕事を検証する」ことです。文章の話は、この一覧のどこにも出てきません。だから、原因の突き止めや腰を据えた調べ物こそ本領です。公式には、Fable 5は「OpusにもSonnetにも、どれだけ深く考えさせても届かない仕事」を終わらせた、とあります。資格試験と同じです。過去問で見たことのある問題は解けますが、解き方を知らない問題は、試験時間が倍あっても解けません。速い・遅いの差ではなく、知っているか知らないかの差です。

僕の使い分けは、今はこう決めています。記事の文章も、言い回しも、段取りと判断も、ふだんの仕事はOpus 5。Fable 5を呼ぶのは、原因が分からないものの突き止めと、腰を据えた重い調べ物のときだけです。探し物・数えものはSonnet 5です。公式も、Fable 5は「要る仕事のために取っておけ」と書いています(公式ブログ)。

僕の使い分けを3つ並べた図。上から Opus 5 は「記事の文章も、言い回しも、段取りと判断も。ふだんの仕事はこれ」。真ん中の黄色い枠は Fable 5 で「ここだけ」の札が付き、「原因が分からないものの突き止め。腰を据えた重い調べ物」。下は Sonnet 5 で「探し物・数えもの」。公式も、Fable 5は「要る仕事のために取っておけ」と書いている

切り替えの物差しも、公式ブログに書いてありました。ただし公式は、その前に釘を刺しています。うまくいかないとき、最初に手を伸ばすべきはつまみではなく、渡した中身のほう。頼み方があいまいではないか、直すべきはたいていCLAUDE.mdの側だ、と。

そのうえでの2択が、これです。「Claudeは知らなかったのか、それとも手を抜いたのか?」——知らなかったのなら、モデルを上げる。ファイルを飛ばした・見直さなかった、つまり手を抜いたのなら、モデルはそのままで、考える深さを上げる(深さの話は7節でやります)。渡した中身を見直してもまだ足りないとき、僕はこれで分けています。

うまくいかないとき、どこをさわるかの図。いちばん上の黒い枠が「公式が先に釘を刺していること」で、最初に手を伸ばすのはつまみではなく、渡した中身のほう。頼み方があいまいではないか。直すべきはたいてい CLAUDE.md の側。下向きの矢印に「そのうえでの2択」と添えられ、その下に「Claudeは知らなかったのか、それとも手を抜いたのか?」。さらに下に枠が2つ並び、左は「知らなかった → モデルを上げる」、右は「手を抜いた(ファイルを飛ばした・見直さなかった) → モデルはそのまま、考える深さを上げる」

6. なぜFable 5は容量が減るのか

僕は始めて1週間ちょっとの頃、何でもかんでもFable 5でやって、すぐ容量が足りなくなって止まる、を繰り返していました。故障でも使い方のミスでもありませんでした。理由は3つあると教わりました。

クロさん
  1. Fable 5だけ、考える機能をオフにできません。常に深く考えます(Manage costs effectively)。
  2. 深く考えると、トークン(容量の単位)が増えます。公式には「同じ指示で、深く考えるほうは約7倍のトークンを出す」とあります(公式ブログ)。Fable 5が他のモデルの7倍という意味ではありません。同じ指示を、深い設定と浅い設定で比べた数字です。
  3. 動く前に大量に読みます。読んだ分は全部容量に乗ります(Model configuration)。

粘り強く調べて、深く考えて、何度も見直すから強い。粘り強く調べて、深く考えて、何度も見直すから、容量が消える。別の話ではなく、同じ1つの性質の表と裏です。

だから「Fable 5は高くつく」ではありません。小さい仕事に使うと高くつく、です。難しい仕事なら、やり直しの手数が減って合計はむしろ下がりうる、と公式ブログにあります。

「高くつく」の中身を分けた図。上の枠に✕印で「Fable 5 は高くつく」、下の黄色い枠に○印で「小さい仕事に使うと高くつく」。その下に、難しい仕事なら、やり直しの手数が減って合計はむしろ下がりうると公式ブログにある。いちばん下の赤い帯の付いた枠に注意書きで、「約7倍」はFable 5が他のモデルの7倍という意味ではなく、同じ指示を深い設定と浅い設定で比べた数字だとある

7. 考える深さ(Effort)

モデルとは別に、「どれくらい深く考えるか」も選べます。公式によると、Opus 5で選べるのはlowmediumhighxhighmaxの5段階で、最初の設定はhigh(高)です(Model configuration)。デスクトップアプリでは、モデル名の隣に出ている段階の名前を押すか、Ctrl+Shift+Eで切り替えられます。

デスクトップアプリの画面の右下。「Opus 5」の隣にある「高」と書かれた札がオレンジ色の枠で囲まれていて、そこから上に小さな窓が開いている。窓の見出しは「エフォート 高」。その下に左から右へ「高速」「高精度」と書かれ、あいだに点が6つ並んだつまみがあり、左から3つ目の位置につまみが置かれている

写真のつまみは、点が6つあります。公式の一覧には、5段階のあとにultracodeという6つ目が並んでいます。これは考える深さの段階ではなく、Claude Code側の設定だそうです。点が1つ多いのは、たぶんこれでしょう。つまみは左から3つ目、highの位置にありました。

ただし公式は「たいていは既定のままでよい」と書いているので、無理にさわる必要はありません。罠を1つだけ。maxにした場合だけそのセッション限りで元に戻り、それ以外に変えた場合は次回も残ります。「いつの間にか設定が変わったままだった」が起きやすいところです。

考える深さの5段階を並べた図。左から low、medium、high、xhigh、max が横に並び、左端の下に「浅い」、右端の下に「深い」。3つ目の high が黄色い枠で囲まれ、その真下に上向きの三角と「最初はここ(高)」。max だけ赤い点線の枠。下に2つの枠があり、上は「公式の言い方」として「たいていは既定のままでよい。無理にさわる必要はありません」。下は赤い帯の付いた「罠を1つだけ」で、max にした場合だけそのセッション限りで元に戻り、それ以外に変えた場合は次回も残るとある

8. 会話の分け方——「いっぱい」は2種類ある

まず、混同しやすい2つを分けます。

何がいっぱいか いっぱいになると
A. 会話の容量 いま開いている会話1本に入る量 止まらない。自動で要約されて続く
B. プランの枠 セッションごと・週ごとに決まっている使用量の上限 こちらが本当に止まるやつ

僕が6節で止まりまくっていたのはBのほうです。デスクトップアプリでは、モデルを選ぶ場所の隣にある「使用量の輪っか」で、AとBが1か所で見えます。

コマンドでも見られます。コマンドというのは、入力欄に/(スラッシュ)から打ち込む、決まった形の命令です。頼みごとはふつうの日本語で打ちますが、Claude Codeそのものを操作するときはこっちを使います。全部覚える必要はありません。/を1つ打つと、候補の一覧が出てきます。数は50を超えるので、コマンドだけを集めた回も、あとで作る予定です。

デスクトップアプリの入力欄だけを拡大したもの。まだ何も打っていない入力欄に、うすい文字で「/ でコマンド」と最初から書かれていて、その部分がオレンジ色の枠で囲まれている。入力欄の下の左端には黄色い「自動」の札があり、その右に「+」のしるし、マイクのしるし、下向きの山じるしが並んでいる。右下には黒い角丸のボタンが半分だけ写っている

デスクトップアプリの入力欄に「/」を1つだけ打った画面。オレンジ色の枠で囲まれた入力欄には「/」と「入力して絞り込む」の文字があり、その上に候補の一覧が開いている。上から schedule、model、workflows、usage、config、__remote-workflow、agents、artifact-capabilities、artifact-design、artifact-diagramming、atomic-agents:create-atomic-agent…と並び、右端のスクロールバーは、まだ下に続きがあることを示している

入力欄にも、最初からそう書いてあります。さっきのAとBは、それぞれ別のコマンドで見ます。

  • /context …… Aの「会話の容量」。いま何がどれだけ場所を取っているかを出してくれます(Commands)
  • /usage …… Bの「プランの枠」。使った分がどれだけ枠を食っているかが、帯で出るそうです(Manage costs effectively)

VSCodeで出した「Context usage」の画面。上に claude-opus-5、その下のオレンジ色の枠の中に「38.8k / 1.0M tokens (4%)」と、色の付いた細い帯グラフ。下は CATEGORY・TOKENS・USAGE の3列の表で、System prompt 5.0k(0.5%)、System tools 20.0k(2.0%)、Custom agents 1.7k(0.2%)、Memory files 5.3k(0.5%)、Skills 5.6k(0.6%)、Messages 1.3k(0.1%)、Free space 961.2k(96.1%)。Free space をのぞく各行の左には、帯グラフと同じ色の四角が付いている

ここで1つ、書いておきます。公式には「色分けした升目(colored grid)で出す」と書いてあります(Commands)。ところが僕がVSCodeで打ってみたら、出てきたのは上の写真のとおり表と帯でした。升目は出てきません。どちらかが嘘というより、画面によって出方が違うのだと思います。公式にこう書いてある、と読んだだけで書かないほうがいいと、ここで思い知りました。

僕はふだん、デスクトップアプリの輪っかで済ませています。輪っかは、この2つを1か所にまとめたものだと思ってください。内訳まで見たいときがコマンドの出番です。

このあと出てくる/compact/clearも、同じように/から打ちます。

「いっぱい」が2種類あることを示した図。上の枠が「A 会話の容量」で、いま開いている会話1本に入る量。いっぱいになっても止まらず、自動で要約されて続く。見るコマンドは /context で、何がどれだけ場所を取っているかが出る。下の赤い枠が「B プランの枠」で、セッションごと・週ごとに決まっている使用量の上限。こちらが本当に止まるやつ。見るコマンドは /usage で、使った分が帯で出るそうだ。いちばん下に、デスクトップアプリの輪っかはこの2つを1か所にまとめたもので、内訳まで見たいときがコマンドの出番だとある

デスクトップアプリの画面の右下。丸い輪っかがオレンジ色の枠で囲まれていて、そこから上に一覧が開いている。いちばん上が「コンテキストウィンドウ 156.3k / 1.0M (16%)」で、下に細い帯グラフ。線をはさんで下は「プラン使用制限」(プラン名は隠してある)で、「5時間制限 1分後にリセット 13%」「週間・全モデル 9:00(土)にリセット 80%」「週次・Fable 9:00(土)にリセット 61%」の3つが、それぞれ帯グラフつきで並んでいる

上がAの「会話の容量」、線から下がBの「プランの枠」です。撮った日の僕は、週の枠を8割使っていました。

そしてAについて、僕が知らなかった仕組みがあります。

クロさん

クロさんたちは、返事をするたびに、会話の最初から全部を読み直しています。朝から開けっぱなしの会話で一言だけ質問しても、会話全体ぶんの使用量がかかります。公式にそう書いてあります(Manage costs effectively)。

だから会話を分けます。ケチな話ではなく、仕組みの話です。使い分けはこうです。

  • 同じ仕事の続き/compact(会話を要約して容量を空ける命令)。ただし要約するために全部読み直すので、それ自体が重い操作です
  • 別の仕事 → まっさらにする。ターミナルでは/clearという命令で、これは費用ゼロだと公式に書いてあります。デスクトップアプリでは、新しいセッションを開くのが同じことにあたります(左の「+ 新規」かCtrl+N)

僕の実物をもう1つ。最近は、会話がいっぱいになってきたら要約させずに、「引き継ぎ書」というファイルを書いてもらって、新しい会話に渡しています。要約は薄くなった記憶ですが、引き継ぎ書は読み直せる紙です。実はこの記事も、前の会話が書いた引き継ぎ書をもとに作られています。

9. 困ったら、Claude Code本人に聞く

最後に、いちばん実用的な話です。

クロさん

Claude Codeの使い方は、Claude Code自身に聞けます。「許可のモードを変えたい。どこを押せばいい?」とふつうの日本語で打ってください。検索で古い記事に当たるより、いま動いている本人に聞くほうが確実です。

/initと打つと、CLAUDE.mdという説明書きのファイルを作る手順を案内してくれる命令もあります。これは次回の主役なので、名前だけ覚えておいてください。

10. 次にやること

次回(第3回)は、8節で出てきた「AIは会話の序盤の指示を忘れる。大事な決まりはCLAUDE.mdに置け」の、そのCLAUDE.md——クロさんに毎回読ませる紙の話です。僕のブログが毎日同じルールで回っているのは、このファイルのおかげです。


この記事の出典(2026年8月5日に確認)