明るい部屋でノートパソコンに向かい、両手を広げて笑っているボスと、机の上と傍らにいるジンとニック。「土木一筋の48歳が、AIに仕事を頼み始めた——ゲームしかしてこなかったおじさんの記録です」

第0話: 48歳・土木一筋・非IT。ゲームしかしてこなかったおじさんが、AIに仕事を頼み始めた

AIの始め方
目次
  1. なぜ「第0話」なのか
  2. まずは自己紹介から
  3. そんな人間が、なぜ今さらAIに手を出したのか
  4. 自分なりの見立てを、一つ置いておきます
  5. 正直な棚卸しもしておきます
  6. それでも懲りずに、無謀な宣言をしておきます
  7. 同じ世代で、同じように非IT畑を歩いてきた方へ

今この文章、Claude Codeと一緒に書いています。

さっき「ブログでもやってみるか」と口にしただけなのに、その日のうちにサイトができて、仮公開まで終わっていました。

朝は「アカウントってどうやって作るんだっけ」というレベルだったのに、夕方には自分の書いた文字が画面に出ています。

自分でもちょっと引いています。勢いに任せて、調子に乗ってブログまで始めてしまいました。

2026年7月22日の1日の流れを3つ並べた図。朝は困った顔で「アカウントってどうやって作るんだっけ」、お昼休みにひらめいた顔で「ブログでもやってみるか」と口にしただけ、日付が変わる前にはガッツポーズで独自ドメインのサイトを公開し、自分の書いた文字が画面に出た。下の帯に、丸眼鏡の黒猫クロさんと一緒に「ドメイン」「DNS」「レジストラ」はこの日に初めて聞いた言葉で、意味は分からないまま言われるとおりに進めた、と書かれている

なぜ「第0話」なのか

タイトルは「第0話」です。誤字ではありません。

ITの世界には、物事を1からではなく0から数える文化があるらしいです。配列だかバージョンだか、そのあたりの話だと聞きました。

よく分からないけど、そういうものらしいです。せっかく足を踏み入れたので、話数もここは郷に従って0から始めることにしました。

第1話から始めていたら、それはそれで誰も気づかなかった気もしますが、細かいことは気にしない性分です。

タイトルの「第0話」は誤字ではない、と説明した図。左のカードは「第1話から始めていたら」、それはそれで誰も気づかなかった、そんな気もします。右のカードは「それでも0話にした」、せっかく足を踏み入れたので、話数もここは郷に従って0から始めることにしました。下の帯に、はてなマークと一緒に「細かいことは気にしない性分です」と書かれている

まずは自己紹介から

年齢は48歳。今年の10月で49歳になります。

仕事は土木一筋、もうすぐ30年です。40歳までは現場に出る現場監督でした。業界の言い方だと現場代理人、というやつです。

自分で段取りを組み、職人さんたちに動いてもらって、工程どおりに現場を進める。人に動いてもらって、モノを形にする仕事でした。

40歳で転職して、今は積算と施工管理をやっています。図面とにらめっこして、数量をひたすら拾う。今はすっかり机に向かう仕事です。

人に動いてもらう仕事から、机の仕事へ。振り返ると、けっこう大きな方向転換でした。

プライベートは、仕事終わりの大好きなサッカーゲーム。ここ5、6年はほぼそれだけに時間を費やしてきました。

ITは完全に門外漢です。パソコンはメールとExcelと図面ソフトが使えれば十分だと思っていましたし、実際それで長いことやってきました。

白状しておくと、ここ1年ほどはChatGPTにExcelの式を教えてもらいながら仕事をしていました。AIとの付き合いは、その程度でした。

「これを書いている人」のプロフィール図。左に作業服とヘルメット姿で腕を組んだボスと、48歳(今年10月で49)の表示。右に4項目。ヘルメットの絵で「土木一筋、もうすぐ30年。40歳までは現場監督」、図面の絵で「いまは積算と施工管理。40歳で転職して数量を拾う机の仕事」、ノートパソコンの絵で「ITは完全に門外漢。メールとExcelと図面ソフトが使えれば十分と本気で思っていた」、肉球の絵で「仕事終わりはサッカーゲーム。ここ5、6年はほぼそれだけ」。下の帯に、ここ1年ほどはExcelの式をChatGPTに教えてもらいながら仕事をしていた、と書かれている

そんな人間が、なぜ今さらAIに手を出したのか

きっかけはYouTubeです。何かの動画を眺めていたら、「Claude Code」という文字が目に飛び込んできました。

何だそれは、と。そもそもClaudeという名前すら知りませんでした。僕にとってAIとは、ChatGPTに聞けば答えてくれるもの、でした。

気になって調べて、試しに使ってみました。そうしたら、本当にやってくれました。

頼んだら、勝手に仕事をしてくれる。聞けば答えてくれるのとは、まるで別ものです。

たったこれだけのことに、いい歳をして本気でテンションが上がりました。

指示を出したら、それなりの形で結果が返ってくる。人間相手だと、これがなかなか難しいことを知っています。

何度言っても伝わらない指示もあれば、一度でぴたりと通じる指示もあります。それがAI相手でも起きる。ここに火がつきました。

「それまでのAI」と「Claude Code」を左右に並べた図。左はスマートフォンの横に立つボスで「聞けば、答えてくれる」、Excelの式を教えてもらう程度で手を動かすのは自分だった。右はノートパソコンに向かう丸眼鏡の黒猫クロさんで「頼んだら、勝手に仕事をしてくれる」、こちらは頼むだけで手を動かすのは向こう。下の帯に「何度言っても伝わらない指示もあれば、一度でぴたりと通じる指示もある。それがAI相手でも起きる」と書かれている

自分なりの見立てを、一つ置いておきます

現場監督時代の仕事は、自分の手を動かす仕事ではありませんでした。人に動いてもらって、成果を出す仕事です。

誰に何を頼むか。どの順番で進めるか。指示は細かく出すか、大枠だけ渡して任せるか。

この段取りの勘所を、若い頃にずいぶん鍛えられました。

それが40歳の転職で、今度は自分の手と頭を動かす仕事に変わりました。図面とにらめっこして、ひたすら数量を拾う。人に動いてもらう仕事から、机に向かう仕事へ。

ところが、AIに仕事を頼むようになって、あの頃の感覚がふっと戻ってきました。

何を任せて、何を自分の手でやるか。丸投げしすぎると事故が起きるし、抱え込みすぎると何のために頼んだのか分からなくなる。

これは、現場監督時代にやっていたこととよく似ています。

人に動いてもらう仕事から机の仕事に移り、今度は人ならぬAIに動いてもらう仕事に戻ってきた。

現場監督(20代〜40歳)は職人さんに動いてもらう仕事、積算・施工管理(40歳〜)は自分でやる机の仕事、いまのAIに仕事を頼む働き方はまた動いてもらう仕事、という3段の流れ図

この巡り合わせが、たぶんこのブログの背骨になります。合っているかどうかは、これから実際にやりながら確かめていくつもりです。

正直な棚卸しもしておきます

できること

段取りを組む。優先順位をつける。締め切りから逆算する。逆算どおりに進まないことにも慣れています。

この辺りは長年の商売道具なので、多少は自信があります。

できないこと

専門用語が右から左に抜けていきます。覚えたと思った翌日には、もう忘れています。

エラーらしきものは、たぶん何度も出ていたはずです。ただ、こちらが気にも留めていませんでした。

赤っぽい文字が出たら「まあいいか」で画面を閉じていた回数は、本人が思っているより多い気がします。

調子に乗ってアプリも作ってみました。あれも欲しい、これも欲しいと欲張った結果、機能だらけの、逆に使いにくいものが出来上がりました。

資格試験の勉強用に、クリックすると正解か不正解かが○×で出る、四択問題のクイズも作りました。こちらは意外とちゃんと動いています。

だいたいこんな調子です。

それでも懲りずに、無謀な宣言をしておきます

このブログ運営に加えて、せどり、ダイエットアプリ、競馬予想、FX、株のペーパートレード。

思いついたものは片っ端からClaude Codeに相談して、すでに何かしら手をつけています。

手をつけた6つ。ブログ運営、せどり、ダイエットアプリ、競馬予想、FX、株のペーパートレードを並べたタイル図

FXについては、若い頃にパチンコやパチスロと一緒に手を出して、きちんと損をした実績があります。今度はAIに手綱を握らせて、多少はましな結果になるか試すつもりです。

冷静に並べてみると、明らかに欲張りすぎです。器用貧乏を通り越して、ただの節操なしかもしれません。

それでももう走り出してしまったので仕方ありません。うまくいったことも、盛大にこけたことも、ここに全部書いていくつもりです。

正直、こけた話のほうが読み物としては面白いはずですし、そちらのほうが多くなる予感もしています。

同じ世代で、同じように非IT畑を歩いてきた方へ

専門知識なんて、正直ほとんどありません。それでもここまでは来られました。

自分にできるなら、たぶん誰でもできます。

ゲームしかしてこなかった48歳が、AIに仕事を頼み始めた記録です。

うまくいく保証はどこにもありませんし、この記事自体、後で読み返して赤面する未来も見えています。

「同じ世代で、同じように非IT畑を歩いてきた方へ」と題した3つ並びの図。左は困った顔のボスで「こちらの持ち物」、専門知識なんて正直ほとんどない、専門用語は右から左に抜けていき覚えたと思った翌日にはもう忘れている。中央はノートパソコンに向かうボスで「それでも」、ここまでは来られました、今この文章もClaude Codeと一緒に書いている。右はガッツポーズのボスで「だから」、自分にできるならたぶん誰でもできます。下の帯に、うまくいく保証はどこにもないし、この記事自体あとで読み返して赤面する未来も見えている、と書かれている

それでも、一緒にやってみませんか。

何かを新しく始めるのに、遅すぎるということはたぶんありません。あるとすれば、それは自分に言い訳を許しているだけです。

まずはここから、ぼちぼち行きます。

次回へ続く

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