第0話: 48歳・土木一筋・非IT。ゲームしかしてこなかったおじさんが、AIに仕事を頼み始めた
今この文章、Claude Codeと一緒に書いています。
さっき「ブログでもやってみるか」と口にしただけなのに、その日のうちにサイトができて、仮公開まで終わっていました。朝は「アカウントってどうやって作るんだっけ」というレベルだったのに、夕方には自分の書いた文字が画面に出ています。自分でもちょっと引いています。勢いに任せて、調子に乗ってブログまで始めてしまいました。
タイトルは「第0話」です。誤字ではありません。ITの世界には、物事を1からではなく0から数える文化があるらしいです。配列だかバージョンだか、そのあたりの話だと聞きました。よく分からないけど、そういうものらしいです。せっかく足を踏み入れたので、話数もここは郷に従って0から始めることにしました。第1話から始めていたら、それはそれで誰も気づかなかった気もしますが、細かいことは気にしない性分です。
まずは自己紹介から。
年齢は48歳。今年の10月で49歳になります。仕事は土木一筋、もうすぐ30年です。40歳までは現場に出る現場監督でした。業界の言い方だと現場代理人、というやつです。自分で段取りを組み、職人さんたちに動いてもらって、工程どおりに現場を進める。人に動いてもらって、モノを形にする仕事でした。40歳で転職して、今は積算と施工管理をやっています。図面とにらめっこして、数量をひたすら拾う。今はすっかり机に向かう仕事です。人に動いてもらう仕事から、机の仕事へ。振り返ると、けっこう大きな方向転換でした。
プライベートは、仕事終わりの大好きなサッカーゲーム。ここ5、6年はほぼそれだけに時間を費やしてきました。ITは完全に門外漢です。パソコンはメールとExcelと図面ソフトが使えれば十分だと思っていましたし、実際それで長いことやってきました。白状しておくと、ここ1年ほどはChatGPTにExcelの式を教えてもらいながら仕事をしていました。AIとの付き合いは、その程度でした。
そんな人間が、なぜ今さらAIに手を出したのか。
きっかけはYouTubeです。何かの動画を眺めていたら、「Claude Code」という文字が目に飛び込んできました。何だそれは、と。そもそもClaudeという名前すら知りませんでした。私にとってAIとは、ChatGPTに聞けば答えてくれるもの、でした。気になって調べて、試しに使ってみました。そうしたら、本当にやってくれました。頼んだら、勝手に仕事をしてくれる。聞けば答えてくれるのとは、まるで別ものです。たったこれだけのことに、いい歳をして本気でテンションが上がりました。指示を出したら、それなりの形で結果が返ってくる。人間相手だと、これがなかなか難しいことを知っています。何度言っても伝わらない指示もあれば、一度でぴたりと通じる指示もあります。それがAI相手でも起きる。ここに火がつきました。
ここで一つ、自分なりの見立てを置いておきます。
現場監督時代の仕事は、自分の手を動かす仕事ではありませんでした。人に動いてもらって、成果を出す仕事です。誰に何を頼むか。どの順番で進めるか。指示は細かく出すか、大枠だけ渡して任せるか。この段取りの勘所を、若い頃にずいぶん鍛えられました。それが40歳の転職で、今度は自分の手と頭を動かす仕事に変わりました。図面とにらめっこして、ひたすら数量を拾う。人に動いてもらう仕事から、机に向かう仕事へ。
ところが、AIに仕事を頼むようになって、あの頃の感覚がふっと戻ってきました。何を任せて、何を自分の手でやるか。丸投げしすぎると事故が起きるし、抱え込みすぎると何のために頼んだのか分からなくなる。これは、現場監督時代にやっていたこととよく似ています。人に動いてもらう仕事から机の仕事に移り、今度は人ならぬAIに動いてもらう仕事に戻ってきた。この巡り合わせが、たぶんこのブログの背骨になります。合っているかどうかは、これから実際にやりながら確かめていくつもりです。
正直な棚卸しもしておきます。
できること。段取りを組む。優先順位をつける。締め切りから逆算する。逆算どおりに進まないことにも慣れています。この辺りは長年の商売道具なので、多少は自信があります。
できないこと。専門用語が右から左に抜けていきます。覚えたと思った翌日には、もう忘れています。エラーらしきものは、たぶん何度も出ていたはずです。ただ、こちらが気にも留めていませんでした。赤っぽい文字が出たら「まあいいか」で画面を閉じていた回数は、本人が思っているより多い気がします。
調子に乗ってアプリも作ってみました。あれも欲しい、これも欲しいと欲張った結果、機能だらけの、逆に使いにくいものが出来上がりました。資格試験の勉強用に、クリックすると正解か不正解かが○×で出る、四択問題のクイズも作りました。こちらは意外とちゃんと動いています。だいたいこんな調子です。
それでも懲りずに、無謀な宣言をしておきます。
このブログ運営に加えて、せどり、ダイエットアプリ、競馬予想、FX、株のペーパートレード。思いついたものは片っ端からClaude Codeに相談して、すでに何かしら手をつけています。FXについては、若い頃にパチンコやパチスロと一緒に手を出して、きちんと損をした実績があります。今度はAIに手綱を握らせて、多少はましな結果になるか試すつもりです。冷静に並べてみると、明らかに欲張りすぎです。器用貧乏を通り越して、ただの節操なしかもしれません。それでももう走り出してしまったので仕方ありません。うまくいったことも、盛大にこけたことも、ここに全部書いていくつもりです。正直、こけた話のほうが読み物としては面白いはずですし、そちらのほうが多くなる予感もしています。
最後に、同じ世代で、同じように非IT畑を歩いてきた方へ。
専門知識なんて、正直ほとんどありません。それでもここまでは来られました。自分にできるなら、たぶん誰でもできます。ゲームしかしてこなかった48歳が、AIに仕事を頼み始めた記録です。うまくいく保証はどこにもありませんし、この記事自体、後で読み返して赤面する未来も見えています。それでも、一緒にやってみませんか。何かを新しく始めるのに、遅すぎるということはたぶんありません。あるとすれば、それは自分に言い訳を許しているだけです。まずはここから、ぼちぼち行きます。