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きっかけは、まったく別の相談だった
最近、収益化への意識が明らかに強くなっています。
ブログを始めたころは、熱の置き場所が欲しかっただけでした。書けなかった自分が書けることが、ただ面白かった。
それが13記事を書くうちに、頭の中がだんだん金の話になってきました。アクセス数を見る回数が増えて、収益化の方法ばかり調べるようになっています。
ブログの名前が「よくばり日記」なので、そこは否定しません。
ただ、それ自体は悪くないと思っています。趣味で終わらせたくないからです。
だから、もっと効率よくやれないかと思って、AIをもう一つ増やそうか、と考えていました。
いま僕が使っているのはClaude Code、このブログで「クロさん」と呼んでいるものです。
同じようなものに、OpenAI(ChatGPTを作っている会社)が出しているCodexがあります。クロさんと同じで、パソコンの中で実際に手を動かしてくれるタイプです。
それを補助に入れたら作業が速くなるんじゃないか。

そう思って、仕事用に使っている別のフォルダのClaude Codeに相談を投げました。
同じClaude Codeでも、フォルダが違えば別々に動きます。仕事用のほうは、このブログのことを何ひとつ知りません。第0話も、競馬の12日間も、ダイエットの記録も、一切見ていない完全な初対面です。
話の流れで、「ちなみにこれが僕のブログです」とURLを渡しました。軽い気持ちでした。
返ってきた診断
まず、褒められました。
Astroという仕組みで作られていること、アクセス解析が入っていること、記事ごとの説明文が丁寧に手書きされていること。目次が自動で出ること、プライバシーポリシーもお問い合わせも揃っていること。
「非ITの48歳が3週間で作ったサイトとしては、正直かなり優秀です」と。
いい気分になりました。ここまでは。

次の行がこれです。
最大の問題:検索で見つけてもらう入口が1本もない
そして、僕が書いた13記事のタイトルが、全部まとめて並べられました。
第0話: 48歳・土木一筋・非IT。ゲームしかしてこなかったおじさんが…
第1話: 18万円のMacBookをやめて、13万円のLenovoでAI生活を始…
第2話(前編): 「ドメインって何?」の48歳が、ブログの土台を組むまで
第3話(前編): ゲームでコインを増やす仕組みを作ろうとしたら…
第4話(前編): 10年以上前のニュースを真に受けて、AIと競馬の必勝法を…
(以下略)
読み物としての引きは強く、文章も上手い。ただし、この言葉で検索する人はいない。

……。
正直なところ、そのときの僕は「ああ、そうなんだ」でした。
反省したわけではありません。検索する人がいるとかいないとか、そこまで考えたことがなかったのです。
記事がどうやって人に見つけてもらえるのか、その仕組み自体が分かっていませんでした。書けば誰かが読むもの、くらいに思っていたのだと思います。
「10年以上前のニュース 真に受けて 競馬」で検索する人は、この世に一人もいません。それを言われて初めて、検索という入口があることを考えました。
アドセンスもアフィリエイトも、検索から人が来ないと1円にもならないのだそうです。つまり僕は収益化を目指しているつもりで、13記事すべてを検索されない形で書いていたことになります。
ついでに、技術的な穴も実測で並べられました。
robots.txt(検索エンジンに「このサイトの地図はここです」と教えるファイル)が404、つまり存在しない状態でした- 記事一覧のサムネイル画像は0枚。本文に画像が入っている記事も、13本中3本だけでした(第2話後編にドメイン設定の実画面が2枚、ダイエットの記事にキャラクターの顔)
- 構造化データが無い
- パンくずリストが無い
正直に書きます。この4つのうち、意味が分かったものは1つもありませんでした。
パンくずリストって何だ、というところからです。
分かったのは「ダメだったんだな」ということだけでした。
あとで教えてもらった説明を、僕の言葉で書いておきます。同じところで止まる人がいるかもしれないので。
- 構造化データ —— 記事の中身を、検索エンジンが読める形で別に書いておくもの。「これは記事で、書いたのは誰で、いつ公開した」と機械に申告しておく
- パンくずリスト —— ページの上にある「トップ > ブログ > この記事」という並び。読者が今どこにいるか分かるし、検索エンジンにもサイトの形が伝わる
Search Consoleで確認すると、3週間で検索からのクリックは1回でした(7月25日)。ゼロではありません。でも3週間で1人です。
しかもこの1回、たぶん僕です。自分のブログがちゃんと検索に出るか気になって、自分で検索して開いた覚えがあります。
そして、そのrobots.txtは、指摘を受けたその日のうちに直りました。作業は5分でした。5分で直るものを、3週間放置していたことになります。

なぜクロさんは、これを言わなかったのか
ショックの次に来たのは、この疑問でした。
このブログは、記事もデザインもクロさんと一緒に作ってきました。何十回も相談して、何十回も直してもらっています。なのに、なぜ一度も「そのタイトルでは検索されません」と言われなかったのか。
僕の指示が下手だったのか。そう聞いてみたら、返ってきた答えがこれでした。
あなたの指示が悪いからではありません。置かれた立場が違うだけです。

理由は4つあると言われました。
① 頼まれた役割が違った
僕がクロさんに言ってきたのは、ずっと「作って」「直して」です。
だから作業者として動きます、と説明されました。作業者は目の前の仕事を最善にしますが、そもそもこの企画は儲かるのか、とは言い出さないのだそうです。
仕事用のほうには、僕は「収益化に有効か見てくれ」と頼みました。だから評価者として答えた、とのことでした。
役割が違えば出す答えも変わる、と言われて、そこでようやく飲み込めました。
ここで、職人さんのことを思い出しました。現場の職人さんは、頼んでいないことまで教えてくれます。
「その納まりだと後で困るよ」「その順番だと手戻りするよ」と、聞いてもいないのに言ってくる。長年やっている職人さんほど、そうです。
クロさんは、それを言いませんでした。そこが違いました。

② 見ていたものが違った
クロさんが見ているのは、僕のパソコンの中にあるソースコードなんだそうです。
仕事用のほうが見たのは、インターネットに公開されて、検索エンジンから見えている状態のサイトでした。僕のブログのアドレスを開きにいって、robots.txtが無いことを確かめ、ページの中身を数えて「画像は0枚」と出してきました。
これは僕がやったことではありません。向こうが勝手に見にいって、数字で出してきたのです。
同じサイトなのに、片方には見えて、片方には見えない。そういうことがあるんだと、このとき初めて知りました。
③ タイトルを一覧で並べる機会が、一度もなかった
これが一番腑に落ちました。
「1記事ずつ書く」を13回繰り返すと、タイトルを横に並べて眺める瞬間が一度も来ない、と言われました。
1本ずつ見れば、どれも悪くないタイトルです。並べて初めて「全部エッセイだ」と分かる。僕もクロさんも、13回とも1本ずつしか見ていませんでした。

④ 目的が伝わっていなかった
たぶん、これが根っこです。
クロさんは「ブログを作る」が目的だと理解していた、とのことでした。「アドセンスとアフィリエイトで稼ぐ」が最上位のゴールだと、僕は一度もはっきり伝えていなかった。
アフィリエイトのほうは、前から知っていました。それで稼ぎたいとも思っていました。
ただ、「アドセンス」という言葉を知ったのは、つい一昨日です。収益化の話をさんざんしておいて、片方は名前すら知らなかったわけです。
頭の中にあっただけで、口に出したことは一度もありませんでした。
伝わっていれば、タイトルを付けるたびに検索を意識したはずだ、と言われました。

前編はここまで
目的を一度も伝えていなかったこと、アドセンスという言葉すら知らなかったこと。分かったのは、ここまでです。
ただ、分かっただけでは同じことを繰り返します。
後編は、そこで思いついた「もう一人呼ぶ」という話からです。
後編へ続く